まず一つ目の授業は、修士論文書くときのノウハウを教えてくれるもの。
今日のテーマは、フィールドトリップをするときに気をつけること。
うちの学部は、現場重視なので、学費の中に修士論文のための調査旅費が含まれていて、基本的に皆さんどっかに行ってね、というスタンス。
旅行が実りあるものであるよう、いろんなコツを水曜日の午後に教えてくれます。
今日のテーマは、Ethics、つまり倫理・道徳について!
ざっくり言うと、フィールドで現地の人にインタビューするときに気をつけること⭐︎
例えば、現地の文化を尊重するとか、インタビューする人に目的をきちんと告げるとか、修士論文ができたら、その人たちに送ってあげようとか、未婚女性は「既婚者」ってことにした旅を続けると安心だよ、とかです。
その中で面白かったのが、政治&安全面について。
権力者にたてつくような内容のテーマだと、国によっては政府関係者や有力者によく思われず、嫌がらせを受けたり、ひどいケースだと殺されます。
(つい最近も、イギリスのケンブリッジ大学の学生さんが、殺されました。)
また、隣に座っていたアラブ系の男性が、イスラム国のメンバーにコンタクトとろうと思っているんだけど・・・と講師に話すと、「そりゃー多分学部の方からテーマに承認が下りないと思う。危険だよ!」と諌められていました。
私が関わってきたサブサハラとは一味違って、なんだか、独特のきな臭さがある中東。
中東は、ヒゲ伸ばした彫りの深いおじさんが町や学校にいると、ちょっと怖いし、知らないことが多すぎる。
中東の事を少し勉強しておいたほうがいいなーと思っていたら、丁度良い機会が。
学生の有志で、授業の後に中東勉強会が開かれました〜*\(^o^)/*
学部にいる、リビヤ、シリア、パレスチナの男性計3名が、一人20分ほどの持ち時間で、自国の現状について話をしてくれました。
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| 複雑な位置にあるシリアを説明する姿 |
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| パレスチナがどんだけ小さくなっちゃったかを解説する姿 |
どんな話を聞けたかというと・・・
世間は、「アラブの春」というけれど、私たちには「アラブの秋」です、という嘆き。
リビヤ出身の話し手(政治的事情で写真はあえて載せません)は、全然ドンパチな惨状が解決されないから、修士のコースが終わっても自国に戻れない。昔は緑が綺麗な故郷で牧場を営んでいたがその時が一番幸せだって、あの頃のような生活にいつか戻りたいと願う、って感じの内容を話していたんだと思います(私、途中から出席したけど、前に彼とご飯を一緒に食べた時にこういうことを言ってたし、今回も大体言いたいことをは一緒だと思う)。
カダフィの映像や、彼が死ぬ前の銃撃戦の映像が流れた後、美しく整備された首都の街並みが対照的にスクリーンに映し出され、超意味深なコントラストでした。
また、パレスチナのお話も、結構胸につっかえる内容。
最初パレスチナが歴史を経てどんなに小さくなっちゃったかを説明してくれた時には、なんだかんだイスラエルの人とパレスチナ人はうまくやっているよ、パレスチナ人の政党にユダヤ人だっているしさー、と話してくれたのだけど・・・。
何分か経ってスピーカーの気分が少しほぐれた後は、少しずつ本音が出てきちゃった。
わけもなく15歳以下のパレスチナ人の若者がイスラエル警察に逮捕されるし、正直私たちに身の安全は保証されていない、とのことです。
パレスチナに行きたい人は、必ずイスラエルから入国審査を受けないといけないけど、ビザを受け取る時にパレスチナの友人に会うって話をしたら多分ビザは下りないと思うよ、とも言ってました。
なんかもう、イスラエルとパレスチナの問題って、複雑すぎて、どっちが悪い悪くないって問題じゃない次元な気もする。
きっと、ずっとこの地域の問題は解決しないまま時が過ぎ行くんだろうなー。
どうにかして仲良くするのは難しいんだろうなー、と思うと、煮え切らなすぎて、眉に皺が寄っちゃうのよね。
そして、前回のプレゼンテーションを一緒に組んだ、パレスチナ人の才女、Hちゃんのことを思い出したのです。
彼女は、パレスチナで生まれたのですが、いろんな事情があって家族がパレスチナにいられなくなり、みんなでレバノンに移住しました。
でも、レバノンも、いろんな政治的な事情があって、彼女たちを自国民としては決して受け入れてくれないそうです。そして、パレスチナは正式な国家とではないとされ、彼女はパスポートを持っていません。特別な、トラベルドキュメントというのをパスポートの代わりに所持するそうです。
Hちゃんは、とっても美人さんで、至近距離で顔を見ると、こっちがドキドキするくらい。
以前、アジア人の女子たちで「あなたお綺麗だから、ミスユニバースに出たらどうかしらん?」と提案したら、このエピソードを引き出すことができました。
結論は、「あんた何人よ?」と突っ込みされるから、出場は無理、とのこと。
そーしてー、Hちゃんはすべての教育を英語で受け、レバノンで保健の修士号も取ったそうです。
以前彼女とお茶した帰りの電車だったかしら⭐︎
レバノンで修士号とって今度はイギリスでダブル修士号かい?!と突っ込むと、とどめの一言が。
Education is the only way out
教育だけが生きる術なのよ
うぅ〜わぁ〜〜〜〜!!!!
超重い!超重い!!!
私たちを助けてくれる国家がきちんとした形で存在しないし、イスラエルとはいっつも喧嘩してるし、私たちはずっと流浪の民なの。
だから、私たちが出来ることは、なるべくレベルの高い教育を受けて、しっかりした職業に就ける土台をを築くことなんだ。
だから、パレスチナ人って、高学歴の人が多いの。私の周りだって、修士号持っているのが、結構当たり前なんだよね〜。
だ、そうです!!!
うわー!!!彼女がいつも授業でとても積極的で、頭がいい理由がわかった〜!
なるほど〜〜〜〜!!!!
彼女の勉学に対する、私と比較にならない意欲と優秀さは、ここの違いにあったのです。
Hちゃんの住む世界は、リアルな話、教育が生死に大きく関わるけど、私はなんとなくな流れでバーミンガムに来てしまったし、修士号取れなくても、そこそこ普通には、生きていけるわけで・・・。
なんか、ものすごく自分と異質な世界に住む人だな〜、とその大きな相違にただただ衝撃を受けたわけです。
・・・というわけで、そんな話を思い出しながら、中東講義を聞いた後、図書館のパソコンへGoすると・・・これまた妙なタイミング 笑
先日フィードバックが返ってきた、Development Management(開発のマネジメント)のレポートの中で成績優秀者が書いたものが、オンライン上で公開されていました。
そして、その中にHちゃんのものがあったのです。それはそれは、恐ろしく高得点で、もはや出版できるよね、というレベルのものです。
前のブログの記事にも書いたけれど、あの時のテーマは、12月のプレゼンテーションで取り上げた内容を深めるというもの。
私は自分に鞭打つためにも彼女と同じグループに所属し、共にエチオピアの食料問題についてリサーチしたので、取り上げる領域は、結構重複してるはず。
私のレポートの成績は、平均程度。
クラスで一番の彼女はどんな出来栄えなのか、そして私はそこから自分が何を学べるのか、を知るために、と〜っても恐る恐る、彼女の力作を読んでみました!!
う〜〜〜〜〜ん、なんていうか、レベル違うっすね〜!!!!!
多分彼女、もともと頭の回転がものすごく早くて、物事の決断も潔いから、広い領域からどこをピックアップしてまとめあげればいいのか、早い時期に的確に行えたんだと思う。
これって、持ち前の優秀さに加え、論文を書くことに慣れた修士課程2度目だからできる部分も大きいかと。
私の場合は、プレゼンテーションで行ったことをうまく咀嚼できていなかったから、どこから取り上げればいいかわからなくて迷走し、散々さまよった挙句(自分の勉強のためには、適当にトピックを決めないで迷走したことは良かったとは思うけど)、深みがあんまりないものを付け焼き刃で作りましたって感じなんだと思う。
ほいで、英語力がまだまだ足りないから、いろんな参考文献を読むスピードが遅いし、英語で文献を探す能力が低い。だから、いいものが書けなかった、というからくりかと。
うん、もっといいものを書くためには、優秀な人がどういった視点でリサーチをまとめ上げるのか、その視点を自分にインプットして、私なりに合う形や思考回路でアウトプットすることが必要だよなー。
とか冷静に分析してみたものの、彼女のエッセイ、一段落読むごとに、自分の出来なさ具合を痛感し、お腹を殴られるボクサーみたいなアイタタタ、的な感覚で、結局読み終えるのに一時間くらいかかってしまいました。
というわけで、しんどいとは思うけど、残り二人の優秀者の論文も、後日きちんと読もうっと!!
なんか、こっちに来ると、社会的、政治的、経済的、文化的、色々違った背景の人が集まってるし、各々の事情でめちゃモチベーション高い人もいるし、「この人すごいな」って思える頭のいい人もいるし、本当に刺激になります。
日本で普通に暮らしてたら、絶対会えなかったような、洗練された人たちに会える今の時間は、まさに自分磨きの良い時間。
なるべくいいところを吸収して、日本に持って帰りたいと思っています。
そして、それをアフリカに還元できたら、いいよね〜♪
そのためにも、貴重な救援物資を糧に、頑張りまーす!!!
写真は、大好きなおばあちゃんが送ってくれた貴重な日本食&文庫本!
私の元気の源なり♪
私の体と心が求めるものをたくさん送ってくれました♪
やっぱり、いつだってピザポテトは欠かせないよね〜♪
次に赴任する国には、ピザポテトが売ってるといいよね〜♪
(ガーナには香港産のピザポテトが売っているそうです)
なめこは、そのうちお味噌汁にするんだ〜♪
紙媒体の活字、大事!やっぱデジタルより紙の本が読んでて落ち着く!
自己啓発本とかでなく、純粋にストーリーを終えうだけでいい小説がベスト!
(問題意識を持って読むという行為には、日々疲労感を覚えます 笑)
ばあちゃん、ありがとうね!!!(^∇^)
というわけで、長くなったので、そろそろ寝ようと思います。
で、寝る前に、我が家の相棒をご紹介します!
我が家のテディベアさん、かわいいでしょ?
名前は、まだないのだー。多分、つけないでおくと思われます。
それでも相棒だからいいのです。
ベッドにはこんな感じでおります♪(´ε` )
一人で買いに行くと、悲しくて泣きそうになるので、ボツワナガールがクマ捜索に付き合ってくれました〜( ̄▽ ̄)
(友に、心から感謝!)
気づいたら毎朝ベッドから落ちちゃってるけど、一応毎日一緒に寝てます!
イギリスには置いていけないので、日本に連れて帰る予定です♪
というわけで、駄文甚だしい中、長い文面を読んでくださり、ありがとうございます。
おやすみなさーい(( _ _ ))..zzzZZ





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